AIイラストでデフォルトの体型のムチムチ具合に少し物足りないなと思ったので、体型を弄るプロンプトについてです。
{Masterpiece,High resolution},{1girl}:2,{Reisalin Stout,Atelier Ryza},{full body:1.5},{look at viewer:1.5,look back:1.5}:1.5,{back focus:1.3,thick focus:1.2},[crawling:0.5],squatting down and searching for something on the ground, {short hair,white hat,black bow, necklace, thigh boots, brown boots, white shirt,red shorts,brown belt},{{{viewed from a back angle:1.5,from below:1.5}}}:1.5
ライザのアトリエの主人公のライザリン・シュタウトで、公式のデザインを担当した絵師の画風でやたらとムチムチなのが話題になったキャラクターです。
素材の採取で屈むポーズはゲーム中で何度も見かけます。
これにもう少しムチムチ感を足してみたいので、プロンプトを追加してみます。
(Obese figure, attractive curvy figure, highlighted by her prominent thick thighs)
上のプロンプトを追加で記述してみます。
いきなり圧が強くなりました。
元の画像のように屈んで振り向く様子が何度生成しても反映されなくなったのと、周りに群衆やマスコット?が生成されるようになりました。
Multiple peopleやcrowd、mascotをネガティブプロンプトに加えて生成を繰り返しますが、それでもあまり変わらないように見えます。
さっき追加したプロンプトを囲って「:-0.5」を追加してプロンプトを弱めてみます。
少しだけ圧が減ったように見えます。
ですがまだ屈んで振り向く様子が反映されなかったり、周囲に異なるものが生成されて思い通りではありません。
もう少し減らして「:-0.3」で出力してみます。
さっきまであった他のプロンプトを無視するような状態がなくなって、ちゃんと屈んで振り向く様子が反映されています。
最初の追加したプロンプトなしと、「:-0.3」で弱めた画像を比較してみます。
かなりムチムチ感が上がりました。
次は別のキャラクターを生成してみます。
{Masterpiece,High resolution}, {{{secelia dote,{asticassia school uniform}, (gundam suisei no majo),}}}, {official style}, {sitting, {thighs}, crossed legs, }{slender}, {devil smile,slightly mischievous expression},wavy hair,[[[brown skin]]],{She is wearing a stylishly disheveled asticassia school uniform,{worn loosely and untidily uniform}:2,{white mock neck inner}:2,cleavage-cutout},zettai ryouiki, white thighhighs, school lounge,{full body:1.5},{from below, from front}, {looking at viewer}
機動戦士ガンダム水星の魔女のキャラクターのセセリア・ドート。
特徴的な着崩した制服の再現が出来ていないですが、それ以外はおおよそ雰囲気通りかと。
複数回生成してみました。
わざとslenderも入れてみたことでふとももがごぼうのようにほそももになっています。
ライザと同じ体型のプロンプトを追加してみます。
プロンプトの強度は指定なしにしています。
一気にムチムチ度が上がりました。
さっき追加したプロンプトの強度を「:-0.5」に弱めてみます。
何故か褐色肌要素(brown skin)が強く出てくるようになったのでプロンプトを弱めて調整します。
肌の色はlight brown skinやdark skinと変えてみましたがいまいち変わっていないです。
さっきまで生成していたイラストが元のキャラクターのデザインよりも白かったので少しだけ褐色気味にしたかったですが丁度いいようにはならないです。
プロンプトの強度を「:-0.5」で複数回生成してみました。
ライザの時はポーズで気付かなかったですが、プロンプトを追加してふとももも太くするのと同時に胸も大きくなっています。
SpellAIはおっぱい(breasts)など性的な単語は制限されていますが、異なる単語を使用して体型を変化させることは可能のようです。
パラメータを調整することで直接の単語を避けて巨乳化にも使えそうです。
もう少し減らして「:-0.4」や「:-0.3」で出力してみます。
程よくムチムチです。
最初のプロンプトなしと比較するとかなりムチムチ感が変わったことが分かります。
ちなみに最初のプロンプトなしも褐色肌と書いていますが、何度生成を繰り返しても全く反映されていないです。謎。
また別のキャラクターを生成してみます。
{Masterpiece,High resolution},{{{hayase yuuka (blue archive)}}},{official style}, {1girl}, dark purple hair, blue eyes, black halo, sidelocks, [[[parted bangs]]], {short two side up}, hair accessories,long hair, [[[turime]]], black gloves,{collared shirt,white shirt,blue necktie}:1.5,{(business suit):1.5,black suit}:1.5,{(white blazer):1.5,long sleeves,off shoulder,open clothes}:1.5,medium-breasts,id card,{belt}, (black miniskirt,pleated skirt), barefoot,{slender},office,(standing),{full body:1.5},{from below, from front}, {looking at viewer},
ブルーアーカイブの早瀬ユウカで、チュートリアルから味方として使用できるキャラクターです。中の人がふともも役と言ってしまうほど、やたらとふとももをネタにされています。
プロンプトは2種類のジャケットの重ね着を再現しようと苦戦しましたが、半脱ぎの方の上着が黒くなるばかりでうまくできませんでした。
ふとももがナーフされて個性が消滅してしまいました。
同じく体型を変えるプロンプトを追加します。
ユウカが戻ってきました。
多少太すぎる気がしますが、元々こんな感じだったような気もしてきます。
それと体型のプロンプトを追加したところ黒いジャケットも反映されるようになりました。
プロンプトの優先順位についてはもっと細かく理解する必要がありそうです。
こちらも追加したプロンプトの強度を「:-0.5」に弱めてみます。
もう少し減らして「:-0.4」で出力してみます。
こちらも「:-0.5」は少し体型を変化させるプロンプトが強く感じますが、「:-0.4」に下げることで変に体型を崩さずに程よくムチムチ感が出せているように見えます。
最初のプロンプトなしと比較です。
プロンプトなしが細過ぎて体型を弄るプロンプトが必須のように感じてしまいます。
別のキャラクターを生成してみます。
{Masterpiece,High resolution},(Daiwa Scarlet/),(umamusume/),{official style}, {1girl}, long hair, twintails, hair bow, tiara, horse ears, horse tail,turine,blue bowtie, epaulettes , center frills, blue dress, long sleeves, {[[[layered skirt]]],miniskirt:1.5}, garter straps, white thighhighs,{slender},(standing,leaning forward,akimbo),{cowboy shot:1.5},{from below, from front}, {looking at viewer},
ウマ娘のダイワスカーレットで、こちらもゲームを開始すると最初のガチャで必ず貰えるキャラクターです。
これでもかと平成ヒロイン要素が詰め込まれているデザインのキャラクターで、その盛りすぎな属性のうちの1つが中学生らしくない巨乳とふとももで魅力的です。
にしてもダイワスカーレットの勝負服の特徴を完璧に出力するAIイラストがなかなかすごいです。スカートの造形がバラバラなのが少し気になりますが。
ちなみにポーズは両手を腰に当てた「ふふん」のポーズを取らせるつもりでしたが、hands on hipsというプロンプトはhipがNGワードになるので生成が出来ないです。
何故に腰なのにhipなのか…?waistに置き換えるとお腹を押さえるポーズになります。
異なる表現でakimboというのが腰に手を当てるになりますが、生成に反映されていないです。
体型を変えるプロンプトを追加します。
繰り返しになるので省略してプロンプトの強度の変更なしと「:-0.5」にした状態です。
すごくムチムチです。
ちなみに先ほどのポーズの件でakimboがやや反映されています。相変わらず適用されるルールが謎。
いつものようにもう少し減らして「:-0.4」で出力してみます。
やはりこちらも「:-0.4」が丁度よく感じます。
最初のプロンプトなしと比較です。
プロンプトなしのデフォルトのAIイラストはやたらとキャラクターを細く描くような気がします。
…というか今回のキャラクターが令和ムチムチ四天王と言えるくらいどれも公式の体型が太めなので錯覚しているような気もしますが。
今回は4キャラクターでイラストをおよそ450枚~500枚ほど出力してみました。
出力の度に微調整を繰り返していたので、最初のライザの強度変更なしで出た作画崩れがややアンフェアな気がしますが、結論は追加のプロンプトを強度「:-0.3~-0.4」辺りで調整すると丁度いいムチムチ感になりました。
当然キャラクターやシチュエーション、好みで強度が変わると思いますが、参考のうちのひとつになるかと。
また、イラスト生成を繰り返している中でプロンプトの反映されやすさ、されにくさが強度を変えていなくても変わる挙動があったので、いつかこれについても調べてまとめてみたいです。